行くも行かぬも遊びてゆかむ ～萬葉・てごな・てことば・来舞～
4月19日
1300年の時を越えて、萬葉の時代と今を生きる人々の営みをつなぎ、未来へ向かおうとする試みが始まる。サインポエット（手話で詩をつむぐ詩人）、現代の詩人、ミュージシャンが手話、音声、文字、音楽といった現代の“ことば”と“からだ”で萬葉集をひもとき、参加者と共に共鳴しあうライブをぜひ体感してほしい。
手話と文化芸術を繋げるろう者当事者のアーティストユニットミナテマリ（mina te mari）のSasa-Marie(ささ・まりー)がでんちゅう組に続く、新たなプロジェクトをスタートさせた。彫刻家平櫛田中(ひらくしでんちゅう)氏にインスパイアされたでんちゅう組は、2018年よりさまざまなアーティストとのコラボレーションを通じ、立体的な「詩」の空間インスタレーションを展開してきた。
今回まず手を取り合ったのは、作曲や演奏、Visual Music映像、音彫刻の創作やコンサートを国内外で展開し、2009年より万葉集をモチーフに、日本の古典と現代をミックスした弾き語りコンサートを開催してきた佐藤慶子。さらに、装丁、美術、パフォーマンス、エッセイ・書評等、「詩」を主軸に様々な活動を行っている詩人カニエ・ナハ、時に大胆に、時に繊細に空間を捉え、ダイナミックにリズムを刻むパーカッショニストの平島聡の2名を迎え、新たな萬葉ライブを開催する。Sasa-Marieとカニエ・ナハによる、萬葉集にインスパイアされた新作にも期待してほしい。インクルーシブなライブの実現に向け手話通訳、文字支援を配置する。
行くも行かぬも遊びてゆかむ ～萬葉・てごな・てことば・来舞～
2025年4月19日（土）
【時間】①午前11時～ ②午後3時～ 各回定員30名 要予約
【料金】大人3000円 高校生以下1500円
【会場】空の杜 ～kuu no mori～（東京都葛飾区鎌倉1-11-13）
【かおぶれ】
Sasa-Marie(てことば)、カニエ・ナハ(こえことば)、佐藤慶子・平島聡(こえとおんがく)
瀬戸口裕子(手話通訳)、チーム・ミエルカ(文字支援)
主催ミナテマリ https://minatemari.com/